岩手県郷土玩具 花巻土人形 平賀孫左衛門 窯猫 ねずみくわえ猫 厄除け 家内安全

岩手県の花巻市で昔から作られている郷土玩具の花巻土人形の（家が繁栄する）という縁起ものの猫です。コレクション整理のため出品いたします 花巻人形の中でも特に珍しい（ねずみくわえ猫）です。

家の中の食べ物を荒らすねずみを駆除する猫が厄除けの意味もあります。

花巻人形は十八世紀初頭からつくられているもので、地元では、「カラケヅンズゴ（かわらけ＝土の焼き物＋人像子）」と呼ばれて親しまれてきました。

昔ながらの形を重んじ、使う土、つくり方、彩色の顔料などにこだわって人形をつくられている「いまどきさん」の仕事が、とても貴重なものに思えます。

高さは17cm 元箱と栞はありません。

花巻土人形の猫の口の回り黒いのは、猫がかまどの中で暖を取った後、かまどから出て来ると猫の体は煤と灰だらけで口の周りが灰で黒くなっていたという謂れからなのだそうです、いつも竈（かまど）に火が絶えない＝十分食べられるということなのでしょう。家が繫栄するしるしで、縁起のいいものとされてきました。

別名「釜猫」とも呼ばれています。

なんとも愛嬌が有ってかわいらしいエピソードですね。

製作は平賀工芸社。随分、昭和の昔に東急の郷土玩具展にて購入しました。

購入後、棚に飾った後にコレクションの入れ替えで袋に入れたまま箱に保管していたもので日焼けもなく状態が良いほぼ新品に近いものです。

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国···日本

種別···置物・人形・工芸品

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