アイオライト　SV925 フルオープンワーク リング

オーバルカットのアイオライトを中心に、サイドにはマーキスカットを使い、オープンワーク（透かし細工）にゴールドプレートを施し、シルバー９２５で仕立てた作品です。

アイオライトは菫青石(きんせいせき)は余り聞きなれない名前のストーンかも知れません。

その青色光の種類が、語源であるギリシャ語ではion/菫・すみれ色と表現され、それにlithos/石を表す語を付けたものが名前の由来となったストーンです。

この淡い菫色のアイオライトを大小使いながら、ゴールドプレーティングによる、金色のオープンワークリングに散りばめたリングとなっています。

お写真ではパープルがかった色合いに見えますが、距離や光線の入り方によっては透明かんのあるパープルブルー、またはややグレイッシュカラーにも見え、周りのゴールドやＣＺとの相乗的な光の反射により、様々な色に見えるが一つの特徴かと思います。

リング自体は縦はシンメトリー、横中心はアンシンメトリーと、計算され凝った総透かしデザインになっており、大小形の異なるアイオライトルースを細かく嵌め込み、レリーフのように仕立てられています。また上下を問いません。

フェイス面が２３×２０ｍｍの大振りのリングであっても、淡い色のストーンが過度な派手さを抑え、上品な雰囲気を作り出しています。

また、ルース間のCZは小さく、細かく、ベゼルの中を埋めるように、一段低いセッティングになっており、アイオライトが前面へと、立体的に浮いて見えるデザインになっています。

青色と言っても、サファイアから始まり、アクアマリン、トパーズ、クォーツ、近年ではタンザナイトと数ありますが、どのストーンもそれぞれの結晶が主張する青光を放ち、教え違わず、道端に咲く小さな菫を代弁する様なアイオライトも、立派な青光族を代表するストーンです。

シンデレラが乗ったかぼちゃの馬車、何処かの国のエンブレムにも見えるような、想像楽しいピースです。


# 12809


★クラフトマンによるハンドメイドであり、海外製品になります。
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